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第15回全国夕陽サミットin北海道千歳―千歳宣言

千歳宣言

夕陽はどこでも等しく見ることができます。しかし、一つとして同じ夕陽はありません。見る場所によって海に沈んだり、遠い山並みに消えていったり、湖面に長い夕陽の道を描きながら暮れていったり、はたまたビルの合間を縫って真紅の光彩を放っていたりもします。見る日によっても色合いであったり、夕映えする雲の形であったり毎日異なります。そして見る側の私たち。どんな気持ちで見るのか、誰と見るのか、その組み合わせは無限で、今日、この日に見る夕陽は世界中にここだけ、この瞬間にしかない、唯一無二の夕陽だと言えます。

今日は、私たちがいる支笏湖をはじめ、いずれも負けず劣らずの魅力的な夕陽が長沼町、増毛町、八雲町、積丹町にあることを知りました。その夕陽は各市町に暮らす人たちにとって誇りであり、地域の財産であることも認識しました。加えて、地域を訪れる私たちをさらに豊かな気持ちにさせてくれる個性的な産品があり、それこそ、その組み合わせによって大きな価値を創造する可能性があることを共有することもできました。

夕陽が人を誘(いざな)い、モノの流れを生み、新しいコトを創るきっかけを与えてくれる―。今日私たちは、夕陽を通じて地域を紡ぎ価値を創出する道筋を見い出しました。北海道の玄関口である新千歳空港を抱える千歳市を拠点として、今日集まった4つの町との間に夕陽と人と産品が往来する「街道」を通してみる。そして、その街道を北の大地に広げていき、北国の厳しさも優しさも包含する多様性に富み、訪れた人に笑顔や勇気をもたらす「天空街道」を唯一無二の夕陽の数だけで通していく...


今日その街道へ一歩を踏み出したことを宣言します。

2017年9月24日


第15回全国夕陽サミットin北海道・千歳 参加者一同

宣言文朗読
佐々木 香澄